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2016年2月23日 (火曜日)

おばけつぶやき帳

電車で五時間かかる遠い伊勢から、二十年以上前になかの良かった友人が、オバケを雪の中、尋ねてきました。二十年という歳月は人の姿を変えるのか?と女性には尋ねても無駄。
「あなた、変わらないわねえ」がご挨拶の生き物であります。
愛想や追従とかでなく、友人は美しい人で、車椅子生活の二親を十年間介護し、仕上げての来訪でした。
精一杯両親をみとり、見送っての旅。
容貌にはあまり衰えのない彼女の変わったところといえば…。
声…でしょうか。ともかく、大きな区分声で、これまたよく通るのであります。
幼稚園の先生をしていたせいでしょうか。ご両親の遠くなった耳に話しかけていたせいでしょうか。
二十年の歳月は、彼女に周囲を圧倒するおしゃべり力を強化させました。
「私はきつい性格なの」
と昔語っていた時は、えっ、そうなの?と思ったりしたのだけど、このたび久しぶりに会ってみて、声だけは堂々たるおばちゃんに、なったのだと納得。
でもでも、待って。これは彼女だけでなく、オバケにも身についた経年変化。
オバケもやっぱり、姿見だけでなく、声も態度も立派なおばちゃんになっているはず。ずっと家にこもっていると自覚できないけれど、久しぶりの友との楽しい時間。子供たちの成長に伴う悩みを語り合いながら、昔はこうだったよね、と永平寺のりうぜんで、子育ての戦友と雲水蕎麦をすするオバケでありました。

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