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2016年1月19日 (火曜日)

おばけつぶやき帳

おばけは、「野人力」オヤジが娘に伝える生きる原理…という本を昨日の夕方読んだ。面白くてたちまち読了してしまった。新書だからってわけでもない。新書でもあまり面白くないものほ、何日かかっても読み進まないから、やはり野人力は面白かったのだ。
作者は、このブログの管理者Y氏の大学の同級生ではなかったかと記憶する鈴木光司さんと娘さん。
どこが面白かったのかというと、鈴木光司さんの語る生きる原理…などてはなく、娘の美里さんの語る、超野人の父親の生きざま。
美里さんは物書きをめざしているだけあって、読ませる書き手。
無垢な子どもの目線から、赤裸々に語られる、ひたすら小説家を目指し、努力して目標をつかんだ父親の姿は、どんな小説を読むより面白い。
また、粉飾なく自らの辿ってきた道を語る父親も、野人ぶりは桁外れだけれど、魅力的だ。
一冊の本である家族の生きざまに温もりを感じる良書だとおばけは、久しぶりに思った。
理詰めの鈴木光司氏の人生訓は、不思議と何も残らなかった。彼のワイルドぶりは、筋金入りだけれど、とても素朴。
現代人が、文明に汚染され麻痺した神経を取り戻す手懸かりが、野人的生き方にあるかもしれない、と思うおばけでありました。

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