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2011年7月26日 (火曜日)

おばけつぶやき帳

会うは別れのはじめとて…という言葉は言い古されたものでありながら、常に、生きている人、ひとりひとりにとって切実な問題です。ことに家族、夫婦や親子、恋人との別れは一時的であろうと住む世界があの世になろうと、平安な平常心では居られなくなります。そばに居られなくなる。姿が見えない。声が聴けない。メールに返事がない…寂しさと悲しさと不安。それを、如何に受け入れ納得するかを心の整理というのでしょうか。悲しい時にはなみだを流し泣き叫ぶ。誰かに打ち明ける。お経を唱えたり、写したりする。如何にして心に希望や喜びを感じる気持ちを呼び戻せるようにするか。愛別離苦から解き放たれた安心の境涯は、人間の希求するところでしょう。
この頃、自分の心を見つめていて、自分が悲しいという気持ちには、自分がよりどころとしていりものを失うことへの恐れ、すなわち自己愛が含まれているのではないか、と思い至り、考え中のおばけです。1日で散る沙羅双樹の花の色は…白です。

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